激増の一途をたどり過激化する組織犯罪に対抗するため、警視庁と防衛省は極秘裏に提携し、重火器の無効化、組織に対する単体での攻撃力、機動力を兼ね備えた特殊装甲スーツを開発した。その名は「ポリマースーツ」。しかし、軍隊をも破壊できる絶大な力を手にすることを危険視した当時の警視総監は、開発の中止を命令。すでに完成していたポリマースーツもその力を封印した。
数年後、新たに就任した警視総監(神保悟志)の指示によりポリマースーツの開発が再開されるが、テスト版ポリマースーツのうち3体が盗まれ、その強大な力を使った犯罪が頻発する。盗まれ悪用されるポリマースーツを撃退し取り戻すためには、封印されたオリジナル版かつ完全版である紅きポリマースーツを使うしかない。特定の「声」によるダイアローグコードでその封印を解き、最強のポリマースーツを起動させられる世界でただ一人の人物は誰なのか・・・・
刑事部長の土岐田(長谷川初範)は、最強拳法・破裏拳の唯一の継承者でありながら元ストリートファイターで今は探偵の鎧武士(溝端淳平)に捜査への協力を求める。実は彼こそその「声」を持つ男だったのだ。大の警察嫌いの武士だったが、ポリマースーツの研究者である稗田玲(原幹恵)の魅力に惹かれ、捜査に協力することになる。相棒は心優しき新米刑事の来間譲一(山田裕貴)、助手は事務所の大家であり“自称・探偵助手”の南波テル(柳ゆり菜)だ。
そんな中、再び事件が起こる。なぜ自分の声がダイアローグコードなのか分からないまま武士はポリマースーツを起動させ、その力を目の当たりにする。ポリマースーツが破裏拳の破壊力を増大させ、無敵のヒーローがここに誕生したのだ。捜査が進むにつれ、明らかになる裏切りと過去の秘密。そして、世界をも転覆させる巨大な陰謀。紅きポリマースーツに隠された謎とは?
いま時を経て、破裏拳ポリマーの“怒り”ともに真の“正義”が呼び起こされる!!